古式鍛治工房くろがねでマチェットを作ってきた
赤く熱せられた鉄をカンカン叩いて刃物を作る。
誰もが一度はやってみたい事だと思いますが、御多分に洩れず私もかねてから憧れておりまして、高知県は四万十川のほとりにある「古式鍛治工房くろがね」でマチェットを作ってまいりました。
ちなみにマチェットとは、日本語では山刀と呼ばれる刃物で、ホラー映画のジェイソンが持ってるやつといえばだいたいイメージがつきますかね。
キャンプでブッシュクラフト等をする際に、今まで斧とナイフでなんとかやってましたが、斧は重くて持ち運びしにくく、ナイフでは作業性が悪くなることも多く、ちょうどその間のやつが欲しかったため、刃渡り20cm程度の小型のマチェットを作ることにしました。
先生はこちらの林さん。鍛治の職人って勝手に愛想の悪い無骨な人をイメージしていましたが、見ての通り柔和で気さくな素敵な方です。
工房くろがねでは体験コースとして、1日で完結する「1日鍛冶屋体験コース」、3泊4日の「古式鍛造研修コース」「たたら製鉄研修コース」がありますが、基本的に決まったメニューといったものはなく参加者のやりたいことをできる限りやらせていただけます。最近では、イギリスから1人で来日した女性の鉄工アーティストが砂鉄を取りに行くところから、たたら製鉄をし、最終的に作品にしあげるところまでを2週間泊まり込みでされていたようです。自由度高い!
ちなみに砂鉄を取って刃物を作るところまでを体験するには最低でも1週間はかかるようです。
工房は林先生と先代の師匠とほとんど手作りで作られたそうです。どれも味わいがあって男心をくすぐってきます。
1日鍛冶屋体験コースは9時から17時までの間で可能な限り作業を進めます。現在は1日で4人まで参加できますが、その場合は最終的な仕上げは先生の方でしていただいて、後日完成品を送っていただけます。2人の場合は作るものにもよりますが、仕上げまで自分たちで行い持ち帰ることもできるみたいです。
簡単な作業の説明を受けた後は、何を作るかを決めていきます。包丁等よく作るものであればサクサク作り出すのですが、マチェットは先生も初めて作るとのことで、実物大のデッサンを描いて作業を進めていきます。
まずは素材となる鉄棒を熱し、必要な長さに切り出します。
切り出しは先端が細くなった金槌を鉄棒に当て大槌で叩いて切り出します。
切り出した鉄は真っ赤に輝いています。
ここからさらに叩いてゴールの形に近づけていきます。
叩く作業性を良くするために取手を一時的に溶接してつけてやります。
溶接をしたら、熱して、叩いてを繰り返していきます。
適宜デッサンと見比べながらひたすら叩いて形を近づけていきます。
このハンマーがなかなか重く叩き続けるのはなかなかの重労働です。特に軍手をしながらの作業になるのですっぽ抜けないようしっかり握り続けるのがとてもしんどかったです。グリップ力のある軍手があれば作業はぐっと楽になっていたかもしれません。
叩き続けて形がある程度出来上がったら溶接していた取っ手を切り落とします。
叩いて大まかの形は出来上がっていますが、ベルトサンダーでさらに形を仕上げていきます。
形が仕上がったらハンドル用に穴を開けておきます。
穴を開けグラインダーで荒く刃をつけてやるとだいぶそれっぽくなってきました。
希望すれば銘入れもできます。自分でやることもできるし、先生にお願いすることもできます。銘入れはやり直しがきかない作業なので今回は先生にお願いしました。
形が出来上がったら焼き入れを行います。焼き入れには最適な温度があり、その温度まで加熱できているかは鉄の色を見て判断するため、工房を真っ暗にした状態で行います。
加熱ができたら水にくぐらせ急冷しますが、必要以上に温度を下げてしまうと鉄が割れてしまったりとトラブルの原因になりうるため、鉄の表面に湧く泡の状態をみて水から引き上げます。
ここにきて一気に職人的な経験が必要かつ失敗できない工程になり緊張感が増しますが、温度の判断や水の引き上げのタイミングは先生が張り付いて指示していただけます。
焼き入れの後、焼き戻しという工程を経て作業は完了です。
気がつけば17時になっていて朝9時からあっという間に時間が過ぎてしまっていました。ただの鉄の棒だったものから、自分の作りたいものに一歩ずつ着実に近づいていくのは本当に面白かったです。
これが砂鉄を採取するところからやったらなおさら感慨深いだろうなー。
ここから仕上げの部分は先生の方にしていただいて後日郵送されてきます。
届いたらマチェットのハンドルやケースを作って出来上がりですが、それも今から楽しみ。早くキャンプで使ってやりたいなー。
ちなみにこれだけやっていただいて費用は1人1万円です。(参加人数によって若干上下しますが、詳しくはホームページを参照ください)
世界で一つだけの自分の刃物を自分自身で作り上げたら一生の宝物になるんじゃないでしょうか?是非是非遊びに行ってみてください!
四手網をやってみた
史上最長ともいわれた2019年のゴールデンウィーク連休を利用して四手網と呼ばれる漁をやるために岡山県へ遊びに行ってきました。
四手網とはブルーシートのように四角い網の四隅を縄で結び、縄で網を上げ下げできるようにした非常にシンプルな形状の網です。
岡山県ではこの四手網で漁をするための四つ手小屋と呼ばれる小屋がいくつか存在し、今回はこの小屋で四手網漁を体験します。
岡山県の四つ手小屋は一泊一棟貸で、一つの小屋にだいたい10名程度が宿泊できる大きさがあり、料金もだいたい1万円程度です。今回はその中から近藤さんの四つ手小屋を利用しました。
小屋の一覧はこちらにまとまっています。
四つ手小屋は海岸沿いに海へ飛び出る形で小屋が建てられ、小屋の海側に巨大な四手網が据えられています。この四手網は小屋内に設置してあるボタンによって電動で操作することができます。
室内にはガスコンロ、シンクがあり、包丁やまな板、鍋、フライパンなど最低限の調理用品はそろっており、簡単なものであれば料理も可能です。
キッチンの真横は畳が敷かれており、テーブルや毛布、テレビ、冷蔵庫が置いてありなどちょっとした居間のような空間になっています。
ここまで読めばお分かりかと思いますが、四つ手小屋は四手網を使って獲って食うことにパラメータを全振りしたおもしろ小屋なんです。
基本的には小魚、エビ、イカ、カニを狙うことができ、運が良ければ中型から大型の魚や鰻なんかが獲れたりするようです。
辺りが暗くなってきたぐらいから四手網上部のライトを灯し四手網漁スタートです。
近藤さんにお話を伺うと、網は20-30分程度沈めたらあげていいようです。
気分は完全にガチャです。ソシャゲに課金してガチャ引くくらいなら、四手網ガチャやったほうが絶対楽しいぞ。
海を眺めているとまあまあの頻度で大型の魚が水面からこれみよがしに飛び出てきて、あんなのかかったらどうする?とキャッキャウフフしながら待ちます。
ボタンを押して網をあげるとピチピチと動くものが色々いるので、小屋内に置いてある柄が3mくらいある長い網で窓から根こそぎ掬っていきます。
結構重いため最初はなかなか扱いづらいですが慣れればサクサク獲物を捉えられます。
数回やるとこんな感じの釣果です。
小魚は毎回10匹以上、ベイカと呼ばれる小さなイカやハゼは毎回1匹程度、エビ、小さなヒラメは数回に1匹といった排出率です。
獲れたら早速食います。
手の上で色が次々と変わっていくほど新鮮なベイカは小さいけれど、胴体、耳、足に捌いてオリーブオイルとニンニクとハーブソルトでさっと炒めて食ってやりました。
食べたことないくらいプリップリの食感でバカ美味いです。
このあと天ぷらでも食べて見たのですが、こっちの食べ方のが格段に美味しくいただけました。
小魚やエビなんかは天ぷらで。
めっちゃ美味い。
小さいゆえに骨も何も気にしないで丸ごとサクサク食べられるので無限です。
ちょっと大きめなスズキが獲れたのでこいつは外で炭火で焼いてやります。
コンロと網は置いてあるので、炭だけ持っていけば好きに使える至れり尽くせりっぷりです。
ついでに道中で立ち寄った五味の市と言う市場で買った天然の黒鯛も焼いてやります。
もう半身はお刺身で。鯛ってやっぱめっちゃ美味いなと改めて実感させられる力強い旨さ。
この黒鯛、30cmちょいくらいのりっぱな天然物にも関わらず1匹500円で売られています。お願いすれば下処理も全部やっていただけて、おまけでいろんなアラとかもつけてくれます。岡山サイコーかよ。
そんなこんなしていると30cm近い巨大なカニもかかりました。
大きすぎて遠目に見ると最初亀でも引っかかったのかと思いました。
こいつは市場でもらった大量のアラと共に味噌汁に。
水分と素材が1:1くらいの分量だったのでめちゃくちゃ濃厚なお出しでバカうまでした。
調理して、食べてというサイクルを回しているとあっという間に20分くらいは立つので、四手網の無限ループが回りだしてしまい、20時頃からはじめましたが、気がつくとあっという間に深夜4時近くに。
チェックアウトは一応朝7時なのですが、その辺はゆるい感じで事前に伝えておけばもう少しゆっくりしていても問題なさそうでした。
翌朝は月に一度開催される備前岡山京橋朝一がやっていたのでそこへ寄って帰路につきました。
1泊2日の岡山旅行でしたが、四つ手小屋に行く前に潮干狩りにも行っていてトータルで非常に楽しい旅になりました!
今回は海側を攻めていきましたが、温泉や渓流もなかなか魅力的な感じだったので今度はそっちのほうにも遊びに行ってみようと思います。
テキサスBBQ名店巡り 〜序章〜
幼い頃から暖かい時期になると週末は家族でバーベキューが当たり前な環境で育ったこともあり、気がついたら日本バーベキュー協会の検定も受けたりしている私なんですが、ふと、自分が今までやってきたBBQって外国人が外国でカリフォルニアロール食べて「HAHA, This is the best SUSHI!」って言ってるのとあんま変わらないんじゃないかっていことに気がついてしまいました。
ということで、長期休暇を利用して本場アメリカのBBQを勉強しに行くことにしました。
アメリカのBBQ
アメリカにおけるBBQは、東海岸から始まったアメリカ建国の歴史に沿ってアメリカ大陸を東から西へ浸透し、その道筋はバーベキューベルトと呼ばれるアメリカの4大バーベキュー地域を構成しています。
ノースカロライナ州、サウスカロライナ州やテネシー州など東海岸方面では拓けた土地も必要なく飼育が簡単な豚がメインの食材として使われ、その後テキサス州やミズーリ州ではスペインから持ち込まれた牛がメインの食材として使われるなど地域によって使われる食材や調理方法にも特色があります。
アメリカでは、家族や仲間内でワイワイやるBBQはもちろん、日本ではあまり馴染みがありませんが、BBQを専門にしたレストランも数多く存在し、また、腕自慢たちが技を競い合うBBQ大会も全米で毎年繰り広げられなど、BBQはもはや単なる食事と言う枠を超え、アメリカの文化の一部と行っても過言ではありません。
今回は、そんな多様なアメリカのBBQの中でも低価格の部位を低温・長時間調理することで柔らかく仕上げるのが特徴であるテキサスのBBQを、州都のオースティンに出向き堪能することにしました。
移動手段
テキサス州はアメリカの中でも2番目の広さを誇る州です。州と言いつつ日本の総面積の約1.8倍あり、また、東京のように電車が張り巡らされているわけではないので、BBQ巡りをするためには交通手段として車が必須となります。海外レンタカーでググると色々な比較サイトが出てきますが、なんだかんだH.I.S.海外レンタカーが一番安価でした。何かトラブルがあった際もH.I.S.が間に入ってくれることもあるので、あらかじめ予約しておくことをお勧めします。
代表的なメニュー
テキサスのBBQレストランで取り扱っているメニューはほとんど同じです。香川のうどん屋さんがだいたいどこも同じメニューがあるのと同じような話ですね
Brisket
牛バラ肉という日本のスーパーではほとんど見かけない部位ですが、テキサスBBQを象徴するメニューです。叉焼などで使われる豚バラとは違い、牛バラは筋が多くそのまま焼いてたとしても固く、美味しく頂くことは難しい部位です。しかし、丁寧にスモークで調理されたBrisketはナイフが必要ないほど柔らかくジューシーで絶品です。
断面が面白く、一般的にレアステーキなどは中心に向かって、徐々に赤みを増すのに対し、Brisketは一番外側は黒く、その少し内側はピンク、そして中心部分は茶色に仕上がっています。このピンク色の部分は肉の色素と薪の煙の化学反応によって作られるSmoke Ringと呼ばれるもので、うまく調理ができているかの目安ともなります。
Ribs
スペアリブなどで見かけるアバラ骨付近の部位になります。日本では豚が一般的ですが、テキサスではPork RibsもBeef Ribsもどちらも一般的です。骨周りの肉はそもそも旨味が強いですが、骨とお肉がするする剥がれるように焼き上げられたRibsもまた絶品です。
Pulled Pork
豚の肩ロースが使われることが多いです。Pulledとは焼きあがった肉を手で引き裂いて細かくすることを言います。刃物でみじん切りにすることはChoppedと表現されます。どちらがより良いかは某きのこ・たけのこ戦争のように(それよりはだいぶ真面目に)議論の的になることが多いですが、テキサスではPulled Porkしか見かけませんでした。
一般的にはPulled Porkの方が肉に味がよく馴染み、冷めても美味しいなどと言われているようです(個人の見解です)
そのまま食べても美味しいですが、パンに挟んでサンドイッチにするのもオススメです。食べきれない場合にも持ち帰りやすいですし。
Turkey
クリスマスやサンクスギビングでは欠かせない七面鳥です。胸肉をスライスして提供されますが、胸肉とは思えないほどしっとりと柔らかくこれもまた美味いです。お店によっては、Turkeyは取り扱ってなかったり、逆に鶏肉(Chicken)を取り扱っていたり、両方取り揃えていたりと色々です。Chikenの場合は胸肉だけでなく腿肉も提供していることが多いです。
Sausage
ソーセージなんですが、シャウエッセンのようなソーセージをイメージすると面食らいます。フランクフルトのようにごんぶとな大きさで、中には粗挽きの肉とスパイスが詰め込まれ、旨味とフレーバーを小さくぎゅっと凝縮したかのようなソーセージは食べ応えも抜群です。
食事の仕方
注文は、一般的なレストランのようにテーブルで注文することはあまりありなく、ファーストフード店のように、カウンターに並び注文しその場で商品を受け取り、テーブルへ運んで食事をすることがほとんどです。
メニューには1ポンド(453.6g)あたりの金額が記載されていることが多いです。量は1/2ポンドや1/4ポンドでも大概のお店で受け付けてくれます。ただ、骨つき肉であるRibsは1本がミニマムであることが多いので注意が必要です。
カウンターで肉の種類と量を伝えると目の前で切り分けてトレーに渡されるので受け取ったらレジへ向かいお会計です。
お会計が済んだら心ゆくまでBBQを楽しみましょう。だいたいどの店も持ち帰り用の袋などがあるので万が一食べきれない場合も持ち帰り用に包んでもらえないか頼んでみましょう。
余談ですがdoggy bagっていう表現は古いらしく人によって通じたり通じなかったりしたので、シンプルにCould you wrap this?って伝える方が楽でした。
次は、実際に回ったお店の紹介をしていきたいと思います。
お花見や持ち寄りにインパクト抜群の「パン・シュープリーズ」の作り方
社長から「お花見のメインになるドーンとデカくてオシャレなやつ作ってきて」という大雑把な依頼を受け、パン・シュープリーズを作っていったのでレシピを紹介します。
材料
- 食パン
- サーロインステーキ
- サニーレタス
- ディルレモンバター
食パンは、サンドウィッチの食材にしつつ、サンドウィッチの容器としても使っていきます。なので、すでにスライスされているものではなく食パン一本を買う必要があります。
ちなみに食パンの一本と一斤って違うので注意してください。焼き型からそのまんま取り出した状態のことを一本といい、一本を三等分くらい(パンによってちょっと変わる)にしたものを一斤といいます。
パン・シュープリーズは食パンを容器に使うので切られていない食パン一本が必要になります。
残りの具材はサンドウィッチ用なのでお好みで大丈夫です。今回は会社のお金で作るので豪華にサーロインステーキ・サンドウィッチ。ぐへへ。
ディルレモンバターはこちらにレシピ書いてあります。肉以外にもいろいろ使えまっせ。
食パンの準備
まずは蓋となる上部を切り出します。
4側面に切り込みを入れていきます。勢い余って下まで貫通しないように気をつけてください。また容器の壁になる部分なので薄くしすぎるとふにゃふにゃします。
4側面切り込みを入れたら、底辺部分を外側からズバズバ切ってやります。どうしてもこの部分の壁は弱くなってしまいます。うまく外側を切らずに中身取り出せると良いんだけどなー
中身取り出すとこんな感じ。ぱっと見ふにゃふにゃしてるけどサンドイッチ詰めるとシャキッとするから意外と何とかなる。取り出した中身はお好みのサンドウィッチの厚さに切ってください。
サンドウィッチ
ここまでやればあとはもうあれですね。
常温に戻したお肉に塩胡椒
炭火で焼いて
トーストした食パンにディルレモンバターを塗って
肉を挟んで
切る。はい、美味い。サニーレタスはサンドウィッチを切ってから挟んでいます。そうするとわしゃわしゃした部分が飛び出しておしゃ感がちょっと増えます。
仕上げ
切ったサンドウィッチを交互に並べて詰めていけば完成です。
作ってから気づいたんですが、ステーキサンドウィッチって温かいうちに食べないと美味しさ半減するのでもしやるなら冷めても美味しいサンドウィッチのほうが良いかと思います笑
簡単で美味い自家製ポン酢
寒い日が続いていますが、最近海鮮しゃぶしゃぶをやりまして。
築地で仕入れた新鮮な魚介類を丁寧にとった一番出汁でしゃぶしゃぶしていただくんですが、せっかくならポン酢もこだわりたいなと思って自作してみました。
材料
- 醤油
- 柑橘類の果汁
- 出汁
- 昆布
材料シンプルです。それぞれの量は、
醤油:柑橘類の果汁:出汁 = 5:5:1
くらいの割合で準備してください
醤油
醤油はお好みのもので構いません。今回はキッコーマンのいつでも新鮮シリーズを使ってます。どこでも買えて結構美味しいので重宝しています笑
柑橘類の果汁
柑橘類は正直何でもいいです。絞った果汁を舐めて見てちょっと酸っぱめのジュースだなーくらいの甘さが個人的には好みです。
今回は庭に生えてたはっさくとゆずを2:1くらいの割合で果汁を作りました。以前スーパー買ったいポンカンだけで作ったら程よい甘さでいい感じでした。みかん買って食べたけどそんな甘くなくて美味しくないなーとかぐらいがちょうどポン酢向きかもしれません。
柑橘類をジューサーとかで絞ってやると繊維や種が果汁に紛れますが、モロモロした繊維がポン酢のいいアクセントになるので、そこまで神経質にならず種を取り除くくらいの処理で十分です。
出汁
出汁は、いわゆる和食で作る一番出汁ではなく、蕎麦つゆを作る時にとる芯の強い出汁をとります。
蕎麦つゆの出汁は、厚削りの鰹節と鯖節をそれぞれ30gずつくらいに対し水1Lを準備し、水がグラグラに沸騰したタイミングで鰹節と鯖節を投入。そのまま沸騰した状態をキープし水量が半分ぐらいになるまで煮込んで作ります。
厚削りの鰹節や鯖節とかはなかなかスーパーとかでは売っていないので、その場合は普通のお出汁でもいいかと思います(やったことないですが)
昆布
昆布は出汁用の昆布をハサミで7mm幅くらいに大雑把にきっています。
今回は500mlのポン酢に対して3枚の昆布を使ってます。もうちょっと減らしても十分味は出ると思いますが気分です。
仕上げ
それぞれの材料が準備できたら煮沸したビンに全部入れておしまい
冷蔵庫で一晩寝かすと、柑橘類の果汁が醤油と馴染み、昆布の旨味も出てきておいしくなります。
もし仕上がりが、ちょっと甘すぎるなーという場合はレモン酢やリンゴ酢のようなフルーツのお酢を足してやったり、逆に酸っぱすぎるという場合はみりんを足してやったりして調整してください。
明日は鍋やるぞー!っていう時サクッとポン酢準備しておくと、鍋の満足度が倍くらいに上がるのでおすすめです。
鍋もうまいですが、何ならポン酢単品でも酒飲めるくらいな感じなのでやってみてくださいー。
簡単な割に美味しくてオシャ感高い「ディル・レモンバター」の作り方
週末に会社のメンバーでお花見に行くことになりまして、その際、社長から「お花見のメインになるドーンとデカくてオシャレなやつ作ってきて」っていう大雑把な依頼を頂きました。
代々木公園は火気厳禁なので、BBQはもちろんガスコンロも持ち込めません。その上で「ドーンとデカくてオシャレなやつ」っていうのはなかなか難しいオーダーです。
悩んだ挙句、食パン丸々一本の中にサンドイッチを詰め込む「パン・シュープリーズ」をチョイス。サンドイッチの具材もせっかくなので和牛サーロインで豪華にステーキサンドイッチで。これなら文句ないだろう。ということで、こちらの記事ではサンドイッチを作る際に使った「ディル・レモンバター」のつくり方をご紹介します。「パン・シュープリーズ」の作り方は別記事でご紹介しますね。
レシピが20人分のサンドイッチ用のため、あれなのですが適宜必要な量に読み替えてくださいm(_ _)m
- ディル・レモンバター
- レモン(ノーワックス) × 2個
- ディル × 6本
- バター(無塩) × 300g
レモンバターは、バターにレモンを混ぜたものですが、そこにディルをさらに加えたのがディル・レモンバターです。(まんま)
レモンだけでも良いんですが、レモンと相性の良いディルを加えるとより風味が豊かになります。今回はお肉に合わせていますが、サーモンとか魚介にも非常によく合います。
ディルに限らず、ハーブ類をバターと混ぜておけば大体美味しいフレーバーバターになり、かつ冷蔵庫で1ヶ月くらいは日持ちするので、買っては余りがちなハーブの消費方法としてもおすすめです。
まずはレモンの皮を摺っていきます。レモンの皮がそのまま口に入ることになるのでワックスが付いている輸入物はやめておきましょう。もうこの時点で爽やかな柑橘類の香りで腹が減ってきますね。
ディルは中心の太い茎は使わず葉の部分だけを使用しましょう。茎から取ったら粗みじん切り程度に小さくします。個人的には手でちぎる方がより香りが出るので包丁はあまり使いません(包丁出すのめんどくさかったというのも若干ありますが)
細かくしたディルと摺り落としレモンの皮を軽く混ぜます。この時点でおしゃクソ感すごいですね。
あとはここに常温に戻したバターを入れてひたすら混ぜていきます。冷蔵庫から取り出したばかりだとカッチカチなので苦労しますよ。その場合は軽くレンチンしてやるのも手です。
一通り混ぜ混ぜが終わったら出来上がり。もはやレシピというものですらない簡単さですね・・・。
今回はすぐに使うのでおさらに入れてラップして冷蔵庫で保管という感じですが、バターは空気に触れて酸化すると風味も落ちるので、棒状に形を整えてラップでぴっちり巻いた上で冷蔵庫に保管することをおすすめします。
バターソテーする際に使うのももちろん、焼きあがった魚や肉に乗っけてやると一気に一手間加えたオシャレ感が出るのでぜひお試しあれー。
Webエンジニアだけど1日蕎麦屋を開いてみた 〜振り返り編〜
こちらの記事の続きです。
アンケート
今回は1ターンが1時間半のお時間でしたがいかがでしたか?
今回コースは6品の構成でしたが品数はいかがでしたか?
全体のお食事の量はいかがでしたか?
今回コースは3,500円、お酒は500円での提供でしたが、お値段はいかがでしたか?
- 豪勢だったけどオペレーション大変そうだったので品目絞ってもいいかもとおもいました。
- お料理からこだわりを感じることができ、また味も美味しかったです。
- ちょろちょろとおつまみでてきてお酒を飲みながら、最後に〆ありの感じが理想なので、品数・量は少なめでもいいかなと個人的に思いました。とはいてとても楽しい時間を過ごせました。また行きたいですw
- 美味ッッッ!!
-
とても美味しかったです。誘ってくれてありがとう。
-
おそば、味があってとてもオイシかったです!もう倍食べたかったです笑 薫製も、たたきも、蝦夷鹿もどれもとてもオイシかったです! ただ途中、歯ごたえがあるものも食べたくなりました。 岩魚の骨酒がちょっと生臭さがありました。はじめて頂いたのでどういうものかがあまりわかっていないのですがw BBQで焼きたてので頂きたいなと思いました! ジンジャーエールを飲めなかったのが残念です。持ち帰りができたら帰りに買いたかったです
-
全体的においしかったです。鹿肉のたたきなど珍しいものも食べられてとても満足でした。酒肴が多かったので、お酒をあまり飲まない人にはもう少し舌が休まる料理があってもよかったかもしれません。
-
めっさおいしかったです!
-
とても美味しかったので、ぜひまた行きたいです。- お酒頼んだよりもおおくカウントされていたのが残念でした - 料理は文句なしでした
-
とても美味しかったです。夜にのんびり飲むならもうちょっと値段高くても大丈夫かなー。人数がさばけない問題があるのでなかなかゆったりするのも難しそうだけど。
KPT
- Keep
- 事前に仕込みを終わらせた
- お酒の選択よかった
- お酒の種類と量ちょうどよかった
- ホール凄い
- みんな自分で考えて行動できてた
- 3ターン目にだいぶ慣れた
- コツを掴んでからのスピード感
- バタバタしたけど時間通りできた
- 売上出た
- 人がいっぱい来てくれた
- 美味しかった嬉しい
- 達成感すごかった
- 楽しかった
- みんな楽しんでた
- 美味しかった
- お客さんの満足度
- 料理のクオリティ
- インターバルは大事
- Problem
- 遅刻すみません
- 前準備が甘かった
- 洗い物大変
- 役割分担はっきり
- 接客手順の準備不足
- お客様のお迎えがちゃんとできなかった
- お客さんと話せなかった
- 野菜料理も欲しかった
- お酒のカウント方法
- お勘定の想定不足
- お釣りの用意
- 60人分の蕎麦打ちはきつい
- 業務用キッチンでの蕎麦の調理
- 仕込んだ量が多すぎて余った
- 集客大変だった
- 予約遅かった
- 料理と滞在時間が要調整
- 1ターン短い
- こだわりと価格のバランス
- ソフトドリンク少ない
- メニューの完成図を見ておくべきだった
- Try
- 動線を整理しておく
- 細かい備品の場所を確認しておく
- 食器の格納場所を写真に撮っておく
- 食洗機を使う
- お水のポットをテーブルに置いておく
- メニューと作業工程の事前把握
- 食べ方とか料理の説明できるように